来年の節分は2月2日

2021年の節分は、2月3日ではなく2月2日という記事が新聞に載っていました。

節分は、立春の前日ですから来年の立春は去年より1日早い2月3日ということになります。

立春は、冬至と春分の中間点ですが、どうして日付がずれるのでしょうか?

まず、初めに私たちの暮らす地球は、1年で太陽の周りを1周公転することはよく知られていますね。でも実際はほぼ365.2422日、つまり1年より約5時間49分多くかかります。そのため4年でほぼ1日分だけ地球の位置が公転軌道上で遅れることになります。それを調整するために4年に1度、2月29日まである年「うるう年」が設けられているわけです。

立春は、春分点(公転のスタート地点)を基点として地球が315度公転した日にあたります。春分点を通過する時刻が1年あたり約5時間49分遅くなり、4年に1度+24時間されるので、ややこしいですが立春の日が2月3日になったり4日になったりすることになります。それに伴って節分も来年のように1日早くなるという結果になります。

地球から太陽までの距離は約1億5000万km、ちょっと想像のつかない距離ですが、宇宙のスケールで考えるとほんのわずかな距離しかありません。夜空を眺めて果てしない大きさの宇宙に思いを巡らせてみるもの楽しいかもしれませんね。そのときはしっかり着込んで風邪など引かないように注意しましょう(^^)

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